今はもう初心者向けではないです 23/11/27

このゲームの良い点から挙げますが、まずデイリーがトップクラスに楽です。週一で時間を確保しさえすれば他の日は2分と経たずに終わらせられます。人によってはこれだけで続ける理由になると思います。シナリオもコメディタッチで、時折入るシリアスも長くは続かないので安心して読めます。 バトルにおいてはシステム面でのサポートが秀逸です。 まずTDとしては珍しくユニット全員が移動したり撃破されても再配置ができたりします。これにより配置に自由が利くため、リカバリーがしやすいものとなっています。 また敵味方共にタップするとステータスや射程が表示されるため、この位置なら攻撃が届く届かないというのが視覚化されて分かりやすいです。 なおこの状態ではゲームスピードがスローになり、相手がどう動くかゆっくり観察することができるので、この辺りは特に親切な作りです。 そして評価の基準も拠点に到達された数というただ一点のため、ユニットがやられようが問題ありません。とにかく敵を全員撃破すればいいだけなので、分かりやすいです。 次にキャラクター面ですが、元はモンスターということで全体的に強めです。たとえ最低レアでも適性があれば最高レアと遜色ない活躍ができ、どんなユニットも出番があります。どうしても見た目は人間からやや離れることになるためビジュアル面は人を選びますが、刺さる人には刺さるキャラがいると思います。 一方で悪い点になりますが、まず今はもう入門には向いていません。良い点で挙げたシステムの親切さはあるものの、マップの難易度がそれを打ち消して余りあります。 最低レアでも活躍できる都合上、そのままではガチャを引く必要性に欠けるのか高難易度化が顕著になりました。またその難易度の上げ方も、毒を持ち攻撃してきた相手の攻撃力と速度・間隔に永続累積デバフをかけ続ける牛鬼や攻撃に巻き込んで壊してしまうと味方の被ダメージを3倍にする狛犬をはじめとして難しいというより不快な方面のものが多く、新たな要素を増やしては顰蹙を買いがちです。 加えて最低レアでも最高レア並に活躍できる環境ということは、裏を返せば最高レアを並べても高難易度では普通に負けることがあるということでもあります。かなりの試行錯誤を要求されるので、カジュアルなTDとは到底言えないです。 最近ではついにイベントでも高難易度と銘打ったものを行うようになり、特にこれに関しては報酬のユニットが最高難易度をクリアしないと一番重要な部分の強化ができず、しかもその要素は一度逃すと復刻されるまで取り返しがつかないということでそこそこ荒れました(流石にこれは後に修正されました)。 他にもやたら時間がかかり最終的に育てたユニットが蹂躙される様を眺めるだけになる無限チャレンジや、そもそも最初のマップから難しいらんちき大乱闘など、いくら週一で時間を確保すればいいだけといっても限度があるほど面倒に感じる要素が多いです。 元々難易度低めなTDという触れ込みに惹かれ、シナリオの傾向も含め肩の力を抜いて楽しめるゲームだと思って始めたのですが、今やイベントを追うのも疲れるゲームになってしまいました。ここ最近の傾向には残念な気持ちしかありません。

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