設定は面白い 23/8/2
1ヶ月ほど遊んでみた感想です
まずは良かった点から
大まかな設定は新鮮で面白かったです
人に害なす天使という存在、対抗するは悪魔を身体に宿した人間である悪魔執事、それらを束ねる異世界から召喚されたプレイヤーこと主様
悪魔執事の強さは諸刃の剣であること、彼らは不老であることと引き換えに常に死と隣り合わせであることなど、楽しい設定が盛り込まれていていくらでも話が作れそうでした
以降は改善してほしかった点です
・メインストーリー及び表現
流れが非常に単調で飽きます
良く言えば少女漫画等でありそうなシーン、悪く言えば「お前らこういう展開好きだろ?」と言われているような感じのシーンをたくさん盛り込まれているだけで、シナリオに深みがありません
ストーリーに自体にあまり感情移入ができない
メインストーリーがあることで嫌いになってしまった執事も居ます
逆に執事個人のストーリーで好きになった執事はたくさん居たので、正直メインストーリーは不要であったまであると思います
また、サウンドノベルであるのにも関わらず、効果音をテロップで何度も表示されるのは恥ずかしかったです
更に、シナリオ中にどう答えるかという選択肢が表示されますが、どう答えても同じ反応になるため、選択肢がある必要がありません
執事たちの好感度とまでは言いませんが、せめて直後のセリフくらい違うものであってほしかったです
途中から一切読まなくなったので、シナリオを全スキップできるのはありがたかったです
・執事たちが未熟
公の場で主様が居る手前だと言うのに自ら騒ぎを起こす執事…、執事として失格でしょう
それを見てやれやれまたか、みたいな反応をする別の執事もいかがなものかと思います
主様のことを徐々に学ぶというコンセプトだから未熟にしているのかは分かりませんが、主様と出会う前から執事を名乗っている以上、せめて公の場では執事らしく振る舞えるということが最低ラインではないでしょうか
公の場でなければ、砕けた口調でもぶっきらぼうな態度でも良かったのですが、貴族たちが集まる重要な舞踏会で騒ぎを起こすのはいただけなかったです
普段からこんなことをしているようでは、統括してる貴族の方々からもそりゃあ信用されんだろうな、と納得です
また、年長者たちの戦いにおける考え方が甘すぎます
知能天使を捕える作戦が1つしかない上に、失敗した時のことを考えてすらいないし、現場での咄嗟の動き出しが遅すぎる
だからイレギュラーに全く対応できないし、まんまと敵の罠に嵌まる
見ていて天使の方を賞賛しましたね
ゲームですらいくつも手を考えて、その場の状況に合わせて臨機応変に変えて戦うので、特に年長者は何百年と戦っているのですから、もう少し戦い慣れしている流れにしてほしかったです
その後のハウレス救助も、結局その手段しか考えられないのかと、内心呆れました
・イベントシナリオの意味がない
メインストーリーは読めば1話につき20個石がもらえますが、イベントシナリオは何もありません
シナリオの内容自体に興味がなければ、イベントシナリオを読む意味がないので、あるだけ無駄な存在と化しています
個人的には下記のガチャが渋いという理由から、イベントシナリオでも読了後に石を配布しても良いのにな、とは思います
・ガチャが渋い
石が集まりにくい割にガチャが高く、11連を引いてもSR1つなんてザラです
キャラストーリーを読むにはSSRを重複させないといけないのですが、そもそもSSRが全然出ません
無課金では非常に気長にやらないと難しいでしょう
・日々の生活リズムの設定
私は休みが固定休と不定休の2種類あり、休憩も毎日同じ時間ではないため、その辺を柔軟に変えられるようにしてほしかったです
仕事している時に「今日はお休みですね」なんて通知が来るので、うるせえ仕事中だよ、となっていました
・ストレッチについて
ストレッチのポーズを画面に表示し、執事たちは息を吸って吐いての声かけとカウントのみ
ストレッチしている最中に画面が見れるか!という気持ちでした
せっかく喋ってくれるのなら、ポーズの誘導をして欲しかったです
最初面白かっただけに、徐々に続けるのが苦痛になってしまったのが本当に残念でなりません
1ヶ月程度でしたが、悪魔執事たち、ありがとう
設定自体は本当に好きな部類だったので、気が向いたら二次創作でもしようかなと思います