旧式の紙芝居RPGはもう出来なくなってしまった 24/7/9
私がFGOを始めたのは5年程前で、それから4年くらい続けられていたと思う。
FGOをきっかけにFateというコンテンツそのものにもはまり、関連アニメをたくさん観たことも良かった思い出のひとつです。
FGOにしろFate作品に共通して言えることは、マスターとサーヴァントという契約関係によって結ばれた関係性の上に、さらにお互いの過去や人生が絡み合うことで、契約だけで結ばれただけとは言い難いような深い絆や関係が築かれていく過程に面白みがあります。
そしてその関係性の結末には読み手の琴線に触れる何かしらを生み出すこととなるでしょう。
これほどFate作品がファンを惹きつけてやまないのはそういう側面が好きな人にはたまらない要素がたくさん詰まっているからだと思います。
このゲームが昨今のソーシャルゲームの躍進に置いて行かれたシステムだったとしても生きながらえているのは、作品としてのファンが支えている側面が大きいのではないかと考えています。
ただ運営会社はそろそろ(と言っても遅くはあるが)新しい形のFateをファンに見せなければいけない時代に投入しています。
飽き性の私が4年も続けたFGOをお休みして今は何をしているかというと、原神や鳴潮のようなほぼフルボイスで、音楽やグラフィックにもこだわったオープンワールド型のゲームです。
昔はソシャゲでこんなにやり込めるゲームができるとは思わなかったですよね。
別に中国に特別な思い入れも何もありませんが、実際最近ゲーム開発に力を入れて成果を上げている中国のゲーム企業が目立っているのは事実です。
まだまだ至らない部分は多いものの、彼らはフィードバックを真摯に受け止め改善しようと試行錯誤を重ねており、ユーザーの声を大切にしようという姿勢が見て取れるような気がします。
またガチャシステムもFGOに比べればかなり優しめで無課金やゆる課金でもけっこう楽しめてしまうところも強みですね。
もしもFGOの強みである重厚なメインストーリーをフルボイスで聴けたらどれだけのファンが喜ぶでしょうか。
もし、推しのサーヴァントを360度から自在に眺めたり、特異点のフィールド上を自由に駆けめぐらせることができればどんなに楽しいでしょうか。
3D空間で宝具を展開してリアルタイムで戦闘ができればあまりにも爽快で時間を忘れて遊んでしまいそうです。
……ただし、これらはあくまで私の妄想であり、現実で遊べるのは古い紙芝居に色がついたような旧式のRPGです。
ソシャゲユーザーの目は年々肥えており新しいゲームへと移っていくのはもはや止められません。
このFGOの謳い文句はストーリー量や読み応えですが、一方でそれが足枷にもなっているし、ゲームシステムはもはや古く、今から始めるというのはFate好きの自分からしても正直おすすめはできません。
このような状況からも新たな一歩を踏み出すべきタイミングではないでしょうか?
最近の中国産人気タイトルを制作するゲーム会社の開発への力の入れようや、予算投資の本気度は現状の日本企業では簡単に真似できるものではありませんが、逆にもしできる作品があるとすればFGOないしFate作品なのではと私は思っています。
この先、新生FGOなるものが誕生し、それがFate世界のオープンワールドRPGだったなら私は嬉しくて何としてでもデバイスの容量を確保しインストールすることでしょう。もちろん事前登録は忘れません。
この際、ストーリーは今のFGOシナリオのリライトであっても構わないと思っているほどです(個人的に2部導入〜妖精國辺りが好きなので見たいw 特に永久凍土アナスタシアが見れたらもう思い残すことはないレベル)
FGO(Fate)の世界観やキャラの魅力、宝具などの設定やストーリーの面白さを生かしてFateがこの先いつまでも廃れず愛されていくような発展を続けられるといいなと願っております。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。
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