まあまあ 23/2/19

(以下、ネタバレを含むレビュー) ストーリーは(SEECということもあり)前評判通りなかなか面白かったが、読了するまでにかかる手間暇を考慮すると…といった具合。 ストーリーキーが割高と他のレビューでも言われているし、ストーリーキーだけいくらあっても従業員ランクも上げなければならない。 課金でランク上げもある程度楽になるみたいだが、基本的にはゴミ箱を30分おきにチェックする、テキトーにシフトを組むという、虚無のような作業をこなす必要がある。シンプルにつまらない(一応手伝いの方ではアーカイブが低確率でドロップするという楽しみもあるっちゃあるが、アーカイブは相当短く、オチもない話が殆ど) ストーリーキーの回復が遅いので纏め読みしたくなる欲求に駆られるが、それを躊躇させるくらいにはキーは割高。そして本作の魅力である謎解き探索が出来る話と、主人公がただ移動するだけの話が同じキーで開くことになるので、仕方ないとは言え、そこもモヤモヤした。(タイトルだけではどんな話になるか分かりづらい) 謎解きや設定、雰囲気などかなり凝っていて好みだったが、話のオチが上記手間暇をかけて辿り着いたモノと考えると、個人的にはそれほど良いものとは思えなかった。(これは追加ストーリーを購入してないせいかもしれないが) 結局、支配人や瑪瑙の正体は明かされず(切子だけ元地獄の使者ということは明かされたが、その2人は人外であると仄めかされただけであり、何の為にホテルに居たのかは不明。)、黄昏ホテルの背景についても特に明かされなかった。 終盤に阿鳥やルリの部屋に行って謎解きをし、彼らの背景を推理する話などもあるかと思えば全く無かった(序盤で阿鳥の部屋に行く話もあったのにも関わらず) あとは、これは個人的好みの問題だが、ストーリー上のラスボスに当たる大外に魅力を感じなかったのが正直キツかった。終盤は主人公vs大外の図式に終始してしまっていたので…(まさか、6〜8章全てにかけて大外と対決する話だとは思わなかった。もう少し他のキャラにも活躍の機会を与えても良かったのでは…?) というわけで総評としては「まあまあ」に尽きると思う。ゆえに星は3つとした。

コメント