イラスト以外微妙 23/8/3
キャライラストは星5評価。
戦闘面や各種UIおよび各種UXは星1評価。
足し算ばかりで引き算をされてない無駄の多いゲームという印象。
星1どころか0をつけたいところだが、立ち絵と音楽(クラシック以外も)は良いので、その点を加味して星2にしている。
リリース延期や開発会社変更などがあったようですが、それにしたってこの手の後発ソシャゲにしてはあらゆる面でクオリティが低いと言わざるを得ない。
まず、劣悪な操作性。
探索パートの仮想コントローラーの使いづらさには、これが令和のゲームなのか…?と首を傾げる。
そして専門用語だらけで無駄にわかりづらいUI。美麗さを出そうとしているが、むしろごちゃごちゃしていて分かりづらいだけである。
この2点だけでも開発側の独りよがり感がすごい。
それから、メインストーリーを進めるためにはスタミナ以外にも必要なものがあり、そのアイテムを集めるためには面倒極まりない探索ステージのようなものをクリアすることを強制させられる。
「①メインストーリーを進めるためには途中の戦闘を突破する必要がある→②故にユーザーはガチャや各種周回などで育成・強化をする」はわかるが、本作では①と②の間に「①を進めるための③探索パート」が挟まっている。
①を楽しみたい人からすれば②だけで済めばいいところに、さらに+αである③の工程が必要になる。③に深い意味があるなら別だが、正直無駄に探索パートをやらされてるだけなので不要である。
むしろゲーム全体としてもSDキャラの部分は不要に思える。
ストーリー自体はそう悪いものではないのだが、とにかく一連のフローチャートが悪すぎる。
他にも、戦闘では立ち絵、探索時のSDキャラとは別に3等身くらいのデフォルメキャラが使われている。
戦闘そのものは凡百のRPGといった感じなので可も不可もなくといったところだが、立ち絵の美麗さに対して戦闘時のキャラ絵、探索時のSDキャラの出来が噛み合っておらず、相対的にどちらも微妙になっている。あれだけ美麗なイラストで釣っておいて現物がこれでは、まるで表紙詐欺の漫画を見ているような気分になる。
アニメ版から楽しみにしていたが、各種不満点でやる気は急降下。
トドメのように運命(コゼット)のイベントが始まって、その内容に色々限界を迎えた。
アニメ終盤の感動に泥を塗られた気分になるので、これから遊ぶ人は覚悟が必要。
安直な喜劇展開は絶望的な悲劇に劣るということをまざまざと見せつけられる。
こんなものが奇跡だとするなら、このタクトオーパス世界の奇跡は本当に安すぎる。
できることならこの絶望的な喜劇を見せられた俺の記憶をこそ消して欲しい。