何もさせない不愉快な環境 24/1/26

一時期に猛威を振るった青単テンポ、 全体除去と呪文消去だけのコントロール。 不愉快なデッキが蔓延している。 自ターンに【何もしない】カウンター型が主流だ。 問題点は、【つまらない】に集約される。 何もできず完封負けがつまらないのは当然、 勝っても、何もしない相手なのでつまらない。 究極は、自分で使って勝てても、只管つまらない点に冷める。 最近はデッキ構成が極端になっていて、 高速アグロ+運任せでしか対応が難しい。 TCGはデッキ間の三竦みの様に、 お互いに得手不得手があり、そこが面白い筈だ。 赤や白のアグロ、黒の毒性アグロですら苦手は多い。 しかし、だ。 上記コントロール郡には苦手が限りなく少ない。 コピーを作成して多く体験した結果であり、空論ではない点に留意してほしい。 メタ的に、それに対抗し得るデッキを組むのも良い。 だが、それ故にコントロールが主流の環境によって、対抗メタデッキが複流となり、最早ランクマッチでは【どちらか】と戦わされる単調なマッチングが繰り返されている。 不思議に思うのだ。 クリーチャーの能力は多種多様だからだ。 全く同じ能力を持ったクリーチャーはほぼ居ない。 優秀なクリーチャーを軸に構えても、4枚のみ。 類似クリーチャーは種族や色がズレていたりと構成が多色を強制されるのが常だ。もちろん、同じ色と種族に類似が居る場合もある事は知っている。 しかし、9割に共通している事がある。 クリーチャーは除去に弱い。三竦みと言える要素がある。 次に、インスタントやソーサリーに目を向ける。 青には呪文を抹消する【否定】系が多数ある。 内容に差はあれど、20枚近い否定系をデッキに組み込める。最近では呪文の種類を選ばずに消去できるカードが増えすぎている。 常に後出しの為、ドローソースとの打ち分けも場面に合わせ容易で、リソースが尽きない。 【魂の洞窟】以降、随分と減ったが、そういう対策が必要となった時点で、青テンポ環境に問題があった事を認めているのと同意に思える。 白にも全体除去だけで数種類あり、デッキに20枚近く入れる事すらできる。 4マナから盤面が一掃され、6マナ告別で都合よく追放され、7マナでは白の太陽で一掃しながら毒性を複数並べてくる始末だ。 最適解のカードが引けなくても、別の全体除去で簡単にクリアして待つ時間が稼げる。 対抗策がない訳ではないが、他のフィニッシュカード群よりも段違いに対応困難だというのは判るだろう。 要は、 同じ効果を持ったスペルが多過ぎるのだ。 ドローソースさえ備えておけば、 場面に合わせたカウンターの準備が容易。 それは【ゲームが上手い】のとは違う。 用意してはいけない量の安易な除去が、 複数種類、4枚ずつデッキに組めてしまう事が問題だ。 現環境の白青を始めとしたコントロールデッキが三竦みに加わらない限り、勝っても負けても使用しても【つまらない】MTGAを続ける気になれない。 あんなに楽しかったのに。 クリーチャー同士で殴り合いたいのに。

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