これはFF7じゃないんだ 24/3/6

原作のFF7だと思ってプレイすると色々ガッカリする。 ストーリーはダイジェスト版だから、新規の人はよく分からんし、話知ってる自分は、原作を軽く扱われてるように感じる。 当初、ランダムエンカウントを引き継いだかと思いきや、実は擬似的なシンボルエンカウントで、特定のエリアに入ると戦闘になる。で、一度倒すと二度と現れないから、ストーリー追いながらレベル上げという原作の流れは無い。レベル上げは、それ用のクエストで延々と周回することになる。 敵の最大出現数は3体のみ。それより多くする場合は、“ウェーブ”を区切り、3体を3回戦とかに分ける形になる。すると、相対的に全体魔法のついた武器の価値が下がり、威力低いからあまり欲しくない装備って認識になる。原作は一度に5体とか出現して、全体魔法に効率的って意味があったし、一掃するのが気持ち良かった。 あとは装備システム。これが致命的。原作の何に感動したかって、武器によってマテリア穴の数が違って、しかもマテリア同士を組み合わせることにより、効果に変化を付けられることにあった。武器の威力とマテリアの装着可能数、そしてマテリアの成長速度の違いによる駆け引き。これが面白かった。それなのに、今作は全ての武器でマテリア穴の数は3つ固定、マテリア同士の連携も無しってことで、原作にあった装備の戦略の楽しさが全く削られてしまった。これが凄く残念。 だから、これはFF7ではなくて、それを模した別のゲームなんだと思えば何とか楽しめる。グラフィックは良い。音楽も良い。衣装を変えることで見た目に変化付けられるのも良い。ガチャの星5確率も高い。 ただ周回ゲーとして見るなら、劣化版グラブルよねってなる。

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