一通り出揃ったものの… 23/7/24
前回のレビューにて、『ゲーム部分は賛否あるでしょうけれど、キャラデザや雰囲気も良いため、サークルやアフターなど残りの機能が実装されてからが本当のスタートでしょう』と締めくくりました。
そして、現在はそれらが出揃った訳ですが…
杞憂に終われば良いと思ってはいたのですが、やはりサークル機能の仕様は現状では大きなマイナスと言わざるを得ませんでした…。
アプリの構成から何からあらゆる面で絶望的に相性が悪いと言わざるを得ません。
簡単に言えば、アフターやライブの動作などの機能を完全に楽しむことは、一人では不可能です。
必ずサークルというコミュニティに所属したうえで一定の投資をしなくてはなりません。
私がそうですが一人で応援したい人だったり、あとは、そもそもコミュニティの強制というもの自体に抵抗を感じる方は少なくないでしょう。
さらにサークル対抗戦も存在するため、ますますウェイトが重くなってしまい、スクールアイドルを応援するゲームなのか?札束で殴り合うゲームなのか?何をしたいゲームなのやらブレてしまっています。
ある意味リアリティはあるのかもしれませんが…。
そもそもアーリーアクセス版から言われていたことですが…、このアプリがもしラブライブ!という名を冠していなかったならば、既存の界隈の中に埋もれてしまったかもしれません。
そこをラブライブ!であることで一定の話題性を確保できたはずが…。
今までのシリーズとあまりにも毛色が違うこと(ストーリーはまだしも)による間口の狭さや、そもそもラブライブ!とVtuber的要素のどちらも支持している層の母数が圧倒的に少ないであろうことなどから、厳しい立ち位置にいると感じます。
そこに冒頭のサークル機能で追い討ちをかけてしまっている形であり、可能性の幅を自ら狭めてしまったのではないでしょうか。
サークル周りについては不安の声はなかったとは思えませんので、今からでも仕様の見直しをしなくては、ますますブランドの失墜を手助けするばかりではないでしょうか…。
繰り返しますが、クリティカルな面を除けば良いアプリなのです。
よって、どうにか、持ち直して欲しいものです。