個人のこだわりを無碍にするゲーム 23/10/1
ゲーム内容は普通のマッチ3パズル。他ゲームと大差はない。パズルで貯めたお金で、キャラクターたちの身なりを整えて変身させていく。
シーズン1をクリアして思ったのは、依頼者本人のこだわりを無視して一般的な、没個性的な「おしゃれでしょ!」というような人間に変えてしまうのはいかがなものかということ。
特にヴィクトリアなどはホラーが好きで、ゴシックな装いに身を包んでいる。不潔なのはいただけないが、そこを訂正するだけで良かったのでは?
ヴィクトリアには大衆的なファッションよりも、ゴシックスタイルのクラシカルなドレスのほうが似合う気がしたのだ。きっと本人もそれが好きで着ていたわけだし、流行のミニスカートにしてしまえば彼女のこだわりや個性を潰し、マインドコントロールすることに他ならない。そりゃあ作中では喜んでいたけども、それでいいのか?お節介の末他者をコントロールしようとする思想はトラブルの原因ともなり得る。
個人のこだわりや個性を尊重せず、「流行のファッションならこれが似合うよ!」が一流のやり方とは思えないので、主人公は三流プロデューサーということで…
ファッションって、流行りだけが正解じゃないんだけどな。不潔なのを訂正するのは良いことだとは思います。